最終更新日時 2018/06/21

起立性調節障害(OD)は朝起きられないだけでなく、 重症化すると不登校だけでなくうつ病や精神障害に発達 する可能性があると指摘されています。

起立性調節障害が重症化した場合約7割の児童に精神障害が併発し、その約8割に不安障害、約2割にうつ病が発症すると言われています。

起立性調節障害の簡易チェック

起立性調節障害は改善と再発を繰り返すことにより重症化する傾向にあり、高校進学までにODが改善しない場合には中退をするケースも多くなります。

進学や就職の時期でもある中学生、高校生に多発するためその後の人生設計に大きな影響を与える疾病とも言えます。

また性格や家庭環境によっても左右されるため具体的にどのような状態になるとODが重症化するのかそして起立性調節障害の薬に頼る・頼らない治療方法見てみましょう。

関連記事:

起立性調節障害の簡易チェック

母は、気持ちの問題だと言って学校に行くよう言ってくるので、毎日泣きながら学校へ行っていました。どうすれば起立性調節障害ということをわかってもらわかってもらえますか?

 

この記事で書かれている事

起立性調節障害が重症化しやすい子どもの特徴【身体的理由】

元来の自律神経機能異常が著しい

起立性調節障害は自律神経機能不全が著しい場合に重症化することが多く、重症化すると治療を受けても起立循環反応が改善しません。

自律神経機能不全は日常的にも午前中に強く表れ、夜に軽減する特徴があります。

ただの夜更かしによる寝坊と思われがちですが、夜更かしは自律神経機能不全による特徴的な症状の一つでもあるのでしっかりと理解をしてあげてください。
自律神経失調症診断チェック

 

生活リズムの乱れ、運動不足、食生活に起因する自律神経機能の悪化

起立性調節障害は立ちくらみや倦怠感、動悸のために運動嫌いになる場合があり、運動量の低下によりさらに自律神経機能を悪化させます。

また不規則な生活リズムや運動不足は、食事量や水分摂取量を減少させ、循環血漿流量、静脈還流量低下、さらに血圧低下や心拍増加を引き起こし症状を悪化させます。

 

嫌悪刺激による自律神経を介した条件反射形成

ODの症状は起床時だけでなく、小学校・中学校への登校時に頭痛や吐き気、立ちくらみなどの気分不良を訴えることが多く報告されています。

登校や通塾が嫌悪刺激になり自律神経活動の興奮(または低下)により動悸、倦怠感やだるさなどの身体症状が発現するので、保護者や学校関係者への説明と理解を得ることが重要です。

また症状が重くなると脳血流の低下により失神を起こす可能性もあります。

 

起立性調節障害が重症化しやすい子どもの特徴【心理社会的理由】

OD発症以前から存在する未解決な心理社会的問題(発達上の問題、家族関係など)

重症化しやすい児童は人格傾向、人格形成に関与する親子関係や教育環境、友人関係などにより心理的背景があります。

幼少期から周囲の期待に応えようとする行動などの過剰適応の性格傾向があり、子ども本来が持っている依存欲求を長期間に渡り封じ込んでいた可能性があります。

この状態で起立性調節障害を発症すると、 不安感から来る親への依存欲求が生まれるのと同時に、反抗心という二つの感情がぶつかり非常に不安定な精神状態 になります。

相反する親への依存欲求と反抗欲求

難治性起立性調節障害児は精神不安定を伴っているケースが非常に多く、このような心理的機序が働いているものだと考えられます。

起立性調節障害の環境調整(友達・家庭)

 

ODの病態(病気の様態)に対する理解不足から生ずる家族関係の悪化

起立性調節障害は「ただの怠け、甘えているだけ」と考えれがちです。

病院に連れて行っても「特に原因は見当たらない、心理的な問題じゃないか?」と診断されることも多く、強制的に登校させてしまう保護者の方も少なくありません。

毎朝寝坊による親子喧嘩を引き起こすことも多く、批判的に叱りつけることにより心理ストレスを溜めてしまいます。

心理的ストレスは自律神経を介して症状を悪化させ、さらなる重症化や回復遅延を引き起こしてしまいます。

 

 関連記事 

どうすれば起立性調節障害を両親に理解してもらえますか?

起立性調節障害は治る病気なの?

起立性調節障害は何科で診てもらえばいい?

 

学校関係者のODへの認識不足から生ずる信頼関係の悪化

学校の教員は教員養成カリキュラムにおいて関連した知識を習得することは無い、もしくは極めて少ないと言えます。

教員は夜更かしや寝坊などを「怠け」だと感じとにかく学校に登校させようという心理的アプローチに終始しますが、そもそも起立性調節障害の症状の辛さを知らなければ適切な対応はできません。

教員の理解不足から回復の大きな支障となっている可能性もあります。

学校への指導や連携【教職員向け】

 

中学生、高校生の時期に生活機能低下・学業低下し自尊感情が低下してしまう

中学校、高校を休みがちになると、学力の低下だけでなく中学生や高校生のクラスメイトとの連絡も途切れ、社会的な孤立感が高まっていきます。

その結果無力感が強くなり、抑うつ状態になる場合もあります。

友達と会うのを嫌がったり外出を控えるなどの行動が見られれば社会的孤立感を感じているかもしれません。不登校による社会的孤立

さらに「このままではニートになるぞ」などの言葉を親から言われたら、自尊感情が著しく低下し家での居場所もなくなってしまい社会復帰を困難にさせてしまいます。

 

長期化するひきこもりによる社会復帰の遅れ

起立性調節障害によるひきこもりが長期化すると次のような特徴がみられます。

  • 昼夜逆転の恒常化
  • 一日中ゴロゴロしている
  • インターネットへの没頭
  • 勉強を全くしない
  • 親の批判で暴れる
  • 親の財布からお金を盗む
  • 散髪の拒否による長髪
  • 入浴拒否
  • 友人からの接触を拒否
  • 医療機関への受診拒否
  • 突然形相を変え暴れだす

起立性調節障害の知識があまりない親からすると、子どもがニートになるだけでなく、何か事件を起こすんじゃないかと不安になり過干渉や批判的な態度をとってしまいます。

高機能広汎性発達障害(発達障害があるが知的能力に障害がなく知能の発達が平均以上)を伴う場合この傾向が見られます。

 

精神科疾患の併存や発症

ここまでの様々な要因により精神不安定を来し、その結果精神障害を発症することがあります。

精神障害は起立性調節障害発症後に2年以上経過し中学3年生以降に見られます。

 

起立性調節障害は自律神経失調症の病気の一つです。

 自律神経失調症にかかっているかどうかは以下のページで診断できる のでお時間のある時に是非チェックしてみてください。

自律神経失調症診断チェック

 

自律神経失調症と起立性調節障害の違いは何?

自律神経失調症と起立性調節障害の違いは少しわかりにくいため簡単に説明していきます。

自律神経失調症とは「なんとなく頭が痛い」「体がだるい」「慢性的な疲れ」などの体調が悪い自覚症状があるものの、検査をしても当てはまる病名がわからない不定愁訴のことを言います。

起立性調節障害は自律神経失調症が悪化することで引き起こす病気の一種です。

自律神経失調症と起立性調節障害の違いは、自律神経が失調している→起立性調節障害を引き起こすという原因と結果になります。

自律神経失調症は主にストレスが原因で引き起こされますが、生活習慣の乱れや環境の変化でも自律神経失調が引き起こされることもあります。

生まれつきストレス耐性が低い人は特に自律神経失調症にかかりやすいのも特徴です。

 

起立性調節障害で起こりやすい19の症状【身体症状と精神症状】

身体症状

立ちくらみ、めまい

起立性調節障害は、本来休息時に働く副交感神経が働かず、交感神経が常に優位にいます。

そのため脳への血流を促すノルアドレナリンが分泌されず、脳血流が悪くなり立ちくらみめまいなどの症状が現れます。

立ちくらみやめまいの症状としては、急に立ち上がった際などに目の前がチカチカしたり真っ暗(真っ白)になったりします。

起立性調節障害による立ちくらみは、起床時やお風呂から上がった時など血圧が低下する際に起こりやすいと言われています。

また長時間起立状態を保ち続けることによっても立ちくらみやめまいが起こりやすいと言われています。

特に学生の場合には朝礼中の失神により倒れ、頭部を打つ可能性もあるため事前に担任の先生に相談し朝礼は教室や医務室で休ませてもらうとよいでしょう。

 

食欲不振

交感神経が働き続けていることによって胃を動かす平滑筋が酸欠による痙攣を起こし、胃を掴まれたような感覚を伴います。

平滑筋は収縮と緩和を繰り返す筋肉ですが、上記の症状から収縮したままになり、それが食欲不振に繋がります。

胃が持ち上がり、横隔膜を圧迫することから息苦しさを感じることがあります。

本来は副交感神経の働きによって胃への血流が増加されて消化吸収を行うのですが、起立性調節障害によって副交感神経が機能しない症状により食欲不振現れると言われています。

 

イライラ感・集中力低下

交感神経が働くことで脳より筋肉への血流が優先されます。

そのため脳への血流が低下する事で頭が回らなくなり、イライラ感や集中力の低下という症状を招きます。

午前中に頭が働かず考えがまとまらない事によってイライラし、作業等に遅れが出る事にさらにイライラするという悪循環を招きます。

 

過敏性腸症候群

強いストレスを感じることによって自律神経が乱れ、腸の活動にも影響を与えます。

自律神経が乱れると消化や吸収の能力が低下し、消化不良や便秘を起こしやすくなります。

また、腸が便を排出しようとするぜん動運動にも影響を与えます。

ぜん動運動は腸内のセロトニンが筋肉に作用して起こる運動で、自律神経が乱れることでセロトニンの分泌量も乱れ、ぜん動運動が活発になると下痢気味になり、ぜん動運動が鈍くなることで便秘などの症状を起こします。

 

夜になかなか寝つけない

午後から夕方、夜にかけて自律神経が安定するため気分が良くなります。

一般的には体を休める神経である副交感神経が夜に活発になるのですが、起立性調節障害だと副交感神経が夜に活発にならないため眠くなりません。

眠れない退屈さからテレビやスマホなどを見てしまう症状があり、逆に行動時に働く交感神経を活性化してしまいます。

そのため寝付くのがさらに遅れてしまい、そのストレスから自律神経の乱れも生じてしまいます。

 

概日リズム睡眠障害

概日リズムとは、昼間は行動し、夜は眠るという人間の一般的な生活リズムの事を指します。

自律神経が乱れるとと、この概日リズムも崩れてしまいます。

起立性調節障害では交感神経と副交感神経の切り替えがうまく出来ず、昼間のふとした時に眠くなってしまったり、夜は眠れないという症状が起こるわけです。

具体例を挙げますと、

「昼間に他人が運転する車に同席している時に眠くなる」

「昼食後に眠くなる、または昼間に横になっていると眠くなってしまう」

「座って人と話しているときに眠くなる」

こののような症状が頻繁に起こる場合は概日リズム睡眠障害の可能性が高いです。

 

失神発作

座った状態や寝ている状態から立ち上がる際に意識を消失する症状です。

通常は立ち上がる際に副交感神経が働き、心臓への血液量が下がることを抑制する働きがおこります。

しかし起立性調節障害で交感神経が働き続けることにより、立ち上がる際に心臓に送られる血液量が少なくなったままの状態が維持され、結果的に脳への血流も悪くなってしまい低血圧状態で失神を起こすわけです。

 

乗り物酔い

一般的に耳の中にある三半規管の中のリンパ液の揺れによって平衡感覚を保っています。

乗り物に乗っている時、平衡感覚にズレが生じてしまった際に乗り物酔いが生じます。

「自分は動いていないのに周りの景色が動いている」などのように頭で考えている事と実際に起こっている事のズレから脳の偏桃体にストレスとして処理されます。

そのストレスに対抗するためのストレスホルモンを分泌する際に自律神経が刺激され、血圧を上下したり、胃の働きが不規則になったりする事で乗り物酔いの症状が現れます。

 

腹痛

自律神経の乱れによって、内臓の動きを司る副交感神経の働きが弱くなるため、過敏性腸症候群や反復性腹痛を発症します。

起立性調節障害の特徴としては、午前中から腹痛の症状が出やすいことです。

朝からトイレにこもりきりになってしまったり、逆に深刻な便秘による腹痛を午前中の段階から引き起こします。

 

頭痛

起立性調節障害による頭痛は、緊張性頭痛片頭痛に分類されます。

 

緊張性頭痛

緊張性頭痛の症状は頭が締め付けられるような圧迫感を感じる頭痛で、頭全体や首から肩に掛けて痛むことがあり、午後から夕方にかけて悪化する傾向があり、交感神経を緊張させてしまい血行が悪くなるために起こる症状と言われています。

 

片頭痛

片頭痛の症状はは頭の片側もしくは両側を脈動のように痛みが走る頭痛を指し、吐き気嘔吐を伴う事も多いです。

体内や外部からのストレスの影響で頭の血管が過度に収縮し、急に拡張した際に起こると言われています。

起立性調節障害による頭痛も腹痛と同様に朝起きた段階や午前中に発症するため、一般的な片頭痛や緊張性頭痛などとは分けて考えられています。

 

動悸や息切れ

立ち上がる際や階段を上る際、自律神経の乱れから体内の血流が悪くなったり激しくなったりするために動悸や息切れが起こりやすくなります。

運動時に疲れやすく疲れが取れにくくなるのが特徴で、肉体的な疲労感なのか神経の乱れによる疲労感なのかをしっかりと見極めることが大切です。

また、運動時のほかにも動悸が起こる事があります。

ストレスによる自律神経の過剰緊張が心臓に起こることが原因とされ、体に蓄積されたストレスのエネルギーが心臓を使う事により解消され、その際に動悸症状が起こると言われています。

 

顔色が青白い

自律神経の乱れから交感神経の働きが活発になった際に、血液が筋肉に優先的に送られるために起こる現象です。

脳への血流が悪くなる為に顔色が悪くなり、目眩や失神といった症状を引き起こす場合もあります。

通常は運動時に交感神経が活発になるのですが、起立性調節障害によってそのサイクルが乱れてしまい、起床時や午前中の行動時などに低血圧の症状が出てしまいます。

 

入浴時や嫌なことで気分の不良を起こす

入浴時や入浴後に気分が悪くなるのは寒冷ストレスが原因と言われています。

人間は置かれた環境の気温変化にとても敏感で、脱衣所で服を脱いだ時や浴室に入った時、湯船に浸かった時や出る時などに血圧の変化が起こりやすいです。

起立性調節障害の場合は交感神経の働きが活発なため、筋肉の方に血流が優先されてしまい、皮膚や手先足先などの末端への血流が悪くなります。

そのため、冷えた体の状態で入浴すると血圧が上がって一気に血流が流れるため気分が悪くなると言われています。

自分にとって嫌なことを見聞きしてしまった場合に関しては、本来は副交感神経の働きでストレスに対するホルモンが副腎から作られるのですが、交感神経が働き続けているとそれが行われず、結果的にストレスに対する抵抗力が弱くなってしまい、気分が悪くなる症状が現れると言われています。

 

起立時の気分不良や失神

交感神経の働きによって脳に血液が上がりづらくなるため、エネルギー不足により立ちくらみや目眩、失神を引き起こします。

脳はブドウ糖や酸素やビタミンB1などをエネルギーとしており、通常は起立時に血圧が上がる事で脳まで運ばれるのですが、起立性調節障害の場合は血圧が低いままのため気分不良や失神のような症状が起こってしまいます。

 

朝なかなか起きられず午前中調子が悪い

起床時は特に血圧が上がるまで時間が掛かります。

そのため朝起きることが困難で、他人から起こしてもらった場合に起こしてもらった事さえ認識できていない(記憶に残っていない)時もあります。

午後になるにつれて血圧も上がり、頭の回転も正常に戻っていくため午前中が特に調子が悪くなる症状があります。

 

立っていると気分が悪くなる

起立性調節障害は交感神経と副交感神経の連携がうまく取れていないため、通常なら立ち続けていても交感神経の働きによって心臓へ血液が充分に流れるのですが、重力によって下がった血液を充分に戻せず、脳に酸素が足りなくなるため気分が悪くなると言われています。

 

全身倦怠感

起床時に手足を動かすのもだるいと感じる症状も起立性調節障害の症状の1つです。

交感神経が常に働き続けているため、睡眠時も疲れが取れない事が多く、その結果として全身のだるさを招くと言われています。

本能的に副交感神経への切り替えが行われますが、交感神経から副交感神経または副交感神経から交感神経への切り替えが急激なため、気持ちが追いついていかず、それを繰り返す事によってより倦怠感を感じてしまいます。

 

精神症状

不安障害(分離不安、過剰不安、回避性障害、パニック障害)

起立性調節障害が重症化した人の8割は不安障害を併発すると言われています。

基本的に交感神経と副交感神経の働きが通常とは異なるため、それによる心の動きが原因とされています。

「自分の思うようにいかない」

「周りはうまく出来ているのに自分は出来ない」

「自分だけ取り残されている」

このような心理状態から不安を感じるようになり、そういった心理状態が神経の働きを過敏化または鈍化させ、体調面にも精神症状を及ぼします。

起立性調節障害は周りから見ると「サボっている」「怠けている」というふうに見られる事が多く、起立性調節障害の症状を理解している人間が周りにいないと症状の悪化を招いてしまいます。

 

うつ、うつ状態

うつ病と起立性調節障害は厳密には違いますが、症状としては似ている部分が多くあります。

起床時から心臓や脳への血液が充分に行き渡らない事によって体の倦怠感を招き、精神面も欝々としてしまい、周囲から見てもうつ病のように見える事からそう言われています。

うつ病との違いについては、起立性調節障害の場合は欝々とした状態がずっと続くわけではなく、午後を目処に回復していく傾向があるため、その点でうつ病と起立性調節障害では決定的に違う症状であることが分かります。

しかし、医師の判断によって起立性調節障害なのに抗うつ剤を処方されるケースもあり、それによって症状が重症化するケースもあるので、症状の見極めには注意が必要です。

起立性調節障害の深い知識もつ医師がいる全国の病院一覧

 

軽度起立性調節障害児に効果が期待できる方法

起立性調節障害という病気は専門的な病院でも治療が難しい病気です。

心因的要因が原因の場合には心療内科などの精神科受診が適切ですが、こどもが行くことを嫌がったりすることもあります。

起立性調節障害は不登校や遅刻などを繰り返さない軽度の場合でも、午前中は脳血流の低下がみられ学習能力に影響を与えます。

不登校や遅刻を繰り返す状態でなくても対策が必要ですです。

キリツテインというサプリメントは睡眠効果の改善が医学的にも認められた成分が配合されています。

キリツテイン

不登校や遅刻を繰り返さない軽度の症状の場合にはキリツテインは有効な方法と考えられます。

睡眠薬などと違い依存性が形成される心配はないので興味があれば以下の記事をご覧ください。

【使用者の声が集まっています】

キリツテインは起立性調節障害に本当に効果があるの?口コミも掲載中

 

他にも立地上寝室に日差しが入りにくい場合にはセロトニンの分泌が不十分で朝起きられず、夜眠りにくいという状態になってしまいます。

起立性調節障害で起きられない朝でも日差しを十分に浴びることは自律神経の正常化には非常に重要です。

もし十分に寝室に日差しが入らない場合には光目覚ましなどを併用することをおすすめします。

光目覚ましinti4の使用が好ましい人とinti4の効果や口コミについて解説しています

 

起立性調節障害の治療方法まとめ【ガイドライン準拠】

起立性調節障害の治療方法を自宅で出来る方法から病院で薬をもらう薬物治療など様々な方法があります。

起立性調節障害の症状によって治療方針が異なるのでご自身にあった方法を試すことが適切です。

症状は身体的な問題と心理社会的関与の2つの要因によって治療方針が異なります。

下記を参考にご自身の治療方針をご参考下さい。

 


①身体的重症度の目安

軽症

時に症状があるが、日常生活、学校生活への影響は少ない

 

中等症

午前中に症状が強く現れ、しばしば日常生活に支障があり、週に1~2回遅刻や欠席が見られる

 

重症

強い症状のため、ほとんど毎日日常生活、学校生活に支障をきたす

 

②心理社会的関与の判断

  1. 学校を休むと症状が軽減する
  2. 身体的症状が再発・再燃を繰り返す
  3. 気にかかっている事を言われたりすると症状が憎悪する
  4. 1日のうちでも身体症状の程度が変化する
  5. 身体的訴えが2つ以上にわたる
  6. 日によって身体症状が次から次へと変化する

以上のうち 4項目が時々(週1~2回以上)みられる場合、心理社会的因子の関与あり と判定します。

 

起立性調節障害の治療的対応

ご自身の身体的重症度と心理社会的関与の状態をチェックし当てはまる治療方法に進んでください。

 

①疾病教育

疾病教育とは起立性調節障害は病気であることを本人だけでなく家族や学校関係者へ理解してもらうことです。

起立性調節障害のどの症状区分においても必要になる治療方法です。

起立性調節障害を患っている人は必ず目を通しておいてください。

起立性調節障害の疾病教育について

 

②非薬物療法

非薬物療法とは主に日常生活においての動作や食生活、運動など家庭で出来る治療方法です。

疾病教育と同様、軽症・中等症・重症どの区分においても必要な起立性調節障害の治療方法です。

非薬物療法について

 

③学校への指導や連携

学校への指導や連携について

 

④薬物治療

起立性調節障害中等症からは薬物療法が取り入れられます。

起立性調節障害のタイプによって使用される薬が異なるのでそれぞれの特徴や注意点をおさえておきましょう。

薬物療法について

 

⑤環境調整(友達・家庭)

起立性調節障害は家庭でのサポートがとても重要で、保護者が起立性調節障害という病気を理解した対応が必要になります。
このページでは子どもの周りの環境をどう整えていけば良いかについて解説していきます。
起立性調節障害の環境調整について

 

⑥心理療法

心理療法とは心理士などの専門職によるカウンセリングを行う事です。

①~⑤までの起立性調節障害の治療を行い、起立試験上の改善はあるものの身体症状、精神症状が改善しない場合に心理療法に進みます。

 

 

起立性調節障害の原因とは?

起立性調節障害は自律神経失調症の病気の一種で、心因性の問題が原因で引き起こされると言われています。

「起立性調節障害の身体症状が重いが登校しなければならない・・・」

「学校を休むと先生や親から怒られる・・・」

このような心理社会的ストレスは自律神経をのバランスが崩れやすくなる状態を作り出す原因です。

 

自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っていて、血管の収縮や心臓の拍動、収縮力を調節します。

例えば血圧が上がると延髄にある血管運動中枢に血圧を下げろと命令が送られ、交感神経の働きが弱まり血圧が下がります。

このような自律神経の調節がうまく働かなくなり血圧が上がらず朝起きられなかったり立ちくらみや動悸をおこし、逆に夜は血圧が下がらず眠りにつきにくくなります。

この自律神経の乱れが起立性調節障害の大きな原因になります。

 

自律神経に異常が出ていないか調べる方法としてTMI(東邦メディカルインデックス)という診断方法があります。

当サイトでは無料で自律神経失調症の診断も出来るようにしていますので是非試してみてください。

自律神経失調症診断チェック

 

また他の起立性調節障害の原因としては水分不足や日中の活動量不足などもあげられます。

活動量が不足すると筋力の低下から自律神経機能が悪化し脳血流の循環量が低下してしまいます。

学校へ行けない日でも日中外へ散歩に行ける環境を整えてあげることも重要です。

「学校を休んでいるんだから家でおとなしく寝ていなさい」と親から言われるストレスは起立性調節障害の原因にもなりかねません。

 

起立性調節障害はいつ治る?

起立性調節障害は思春期に罹りやすい病気で、 軽度の場合には思春期が終わるにつれ症状は改善 していきます。

しかし中度以上の症状が思春期に現れている場合、成人しても症状が残る場合があります。

 起立性調節障害において中度とは「大声で呼んでも起きられない」等日常生活にに支障がでるレベル を言います。

 

中度の起立性調節障害で病院を受診した子どもの約20年後を追跡調査したところ、男性の場合は24%、女性の場合は49%もの人に症状が残っていると言う報告もあります。

 

軽度の場合では自宅治療でも治る可能性はある

朝起きるのが辛い、頭痛がするなどの症状があっても、学校にはしっかりと行けているなど軽度の場合には病院での受診は必ずしも必要ではありません。

まだ中学生にあがったばかりということなので、ストレスも原因の一つである可能性は高いでしょう。

自宅で治療を行いつつ、症状がひどくなっていくようであれば専門医のいる病院を受診してみてください。

起立性調節障害の専門医がいる全国の病院情報まとめ

 

自宅での起立性調節障害治療方法は以下のページでまとめています。

起立性調節障害の自宅での治療方法

 

改善しても再発の可能性はある

中度の起立性調節障害は、 特に治療をせず放置した場合に治る確率は50% と言われています。

2~3年後に70~80%の人の症状が良くなりますが、改善した翌年に再発することも珍しくありません。

起立性調節障害は一度改善し、再発というサイクルを繰り返すと重症化しやすい特徴があります。

参考:起立性調節障害が重症化しやすい性格や家庭環境とは?

 

不登校を伴う重症化した起立性調節障害児の一年後の復学率は30%と決して無視できる数字ではないでしょう。

この場合には進学は全日制は難しく、定時制や通信制も視野に入れていく必要があります。

 

読者様の投稿

ここ数か月間、次女(小4)が私と同様の症状が現れ、もしやと思い受診したらほぼ間違いないでしょうとの診断。

ただし頭痛はほかの病気の場合もあるので、別の病気を否定するための検査を控えています。

とはいっても、娘の場合は随分軽い方だと思います。

朝は何とか頑張って起きて学校へ行くし、筋肉のこわばりがあってひどい肩こりでも重いランドセルを背負って登校していますから。

この夏休みの間に受診して診断されたのですが、夏休み前から、頭痛と腹痛が毎日あり、保健室へ通いがちになりました。

偶然にも仲良しの子も同様の症状(こちらは成長期だからという事のようです)で、同じ時間に保健室に行くことも多いことから「さぼりではないか」と先生に思われてしまっていました。

しかし、娘の話を聞くと私の症状にとても似ているし、嘘をついているような感じでもありませんでした。

さて、新学期が始まり、休み中の診断結果を先生のお知らせしましたら(連絡事項は連絡帳でやりとりをします)、全校で見守っていきますというとても温かいお返事でした。

そして今日。

ひどい肩こりの事を書き忘れていたので、再度連絡帳にてお知らせしました。

血流が悪く、肩こりがひどいため、ランドセルがとても辛いので、旅行用の小さなカート(いわゆるゴロゴロっていうやつ)でもよろしいでしょうかとの質問に「床が汚れるので、国語と算数以外は学校に教科書を置いて行って、軽いリュックでの登校はいかがでしょうか。」との回答でした。

新任の先生で、主任と相談の上の回答だったのですが、子供の体の痛みよりも床の汚れを重要視する考えにとても驚いてしまいました。

もちろん、娘も校内ではきちんと持ち上げて移動するつもりでしたし。

もしかして、主任の先生の病気のことがうまく伝わっていないのかなと信じたいのですが、見た目とても元気に見える為に理解されがたいのかなとも思いますが・・・

再度連絡帳に「辛さを理解いただけないのがとても残念です」と書くと同時に、病気について調べたものをプリントアウトして連絡帳に挟もうと思います。