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キリツテインは起立性調節障害に効果アリ?

Suppli
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起立性調節障害に効果があるとされる「キリツテイン」というサプリメントが最近人気のようですが、本当に起立性調節障害に効果があるのでしょうか?

キリツテインはL-テアニンというアミノ酸の一種が主成分で、このL-テアニンに睡眠改善効果があると論文で発表されています。

論文名は「アクチグラフを用いたL-テアニンの睡眠改善効果の検討」で、医中誌などの医療関係者が見ることのできるところにあり、一般の方は見ることが出来ません。

その 論文を私が実際に読んでみた感想とキリツテインの起立性調節障害改善効果 について書いていこうと思います。

 

L-テアニンが「起立性調節障害に効果がある!」は間違い

いきなり期待を裏切ってしまうようですがL-テアニンが起立性調節障害に効果がある!ということは論文からは読み解けませんでした。

ではどういうことなのかと言うと、正しくは「L-テアニンは起立性調節障害に効果がないとは言えない」と私は結論付けます。

そもそも論文の中には起立性調節障害については一切触れられていません。

ではなぜこの論文がキリツテインの公式サイトで紹介されているかというと「L-テアニンの睡眠改善効果が認められた」からだと思います。

キリツテインが起立性調節障害に効果があるかどうかの問題は、 L-テアニンの睡眠改善効果がなぜ起立性調節障害の改善に効果があるのか? 

ここはしっかりと噛み砕く必要がありそうなので、以下でさらに詳しく解説していきます。

 

※以下は長文かつ専門的な内容になるため、少しわかりにくいところもあるかと思います。

 不登校を伴わない軽度の起立性調節障害児であればキリツテインは治療の一つに入れても良いと思うと私は結論付けています。 

キリツテインの正規品購入はこちらから出来ます。

 

 

そもそもL-テアニンとは?

L-テアニンとはアミノ酸の一種で現在では上級なお茶(玉露や抹茶)や一部のきのこ(ニセイロガワリ)からしか発見されていません。

L-テアニンはグルタミン酸のエチルアミド誘導体(γ-glutamylethylamide)であり、玉露から分離精製され、その構造が明らかになりました。

血液や脳関門を通過する性質を持つL-テアニンはいくつかの生理効果が研究されていてドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の動態に作用します。

他にも血圧降下作用や記憶学習能力向上、脳血管障害に対する効果も知られています。

また、L-テアニンの脳波推移の効果は、脳の活発な活動期に見られるβ波が減少し、α波が増加し睡眠段階1(呼びかければ起きられるウトウトとした状態)を特徴づけるθ波へ移行させます。

このことから 覚醒状態から入眠状態への移行を円滑に進行させる可能性 が示されています。

 

今回紹介している論文ではこの「L-テアニンによる、覚醒状態から入眠状態への移行を円滑に進行させる可能性」についても実験の中に含まれています。

 

実験内容

実験にあたっては26名の被験者に50mgのL-テアニン錠を就寝1時間前に4錠摂取(200mg)摂取させて起床時眠気、入眠と睡眠維持、夢み、疲労回復、睡眠時間の5つの因子を調査しています。

実験期間中は非利き腕にアクチグラフを装着し、1分ごとの活動量を記録。

※アクチグラフとは睡眠と覚醒のリズムを調べる装置のこと。

 

実験結果

まず上述の5つの因子をテアニン摂取とプラセボ薬摂取でどう変化が出たのでしょうか。

ちなみにプラセーボ薬とは有効成分を含まない薬のことで、偽薬とも呼ばれます。

L-テアニンを服薬した期間は全ての因子においてプラセーボ期間よりも高い得点を記録していることが顕著にわかります。

起立性調節障害児に当てはめるなら、重要な項目は第1因子の起床時眠気と第4因子の疲労回復と推察できます。

特に疲労回復は起床時のリフレッシュ感が良好であったと評価しています。

 

睡眠には脳の抑制性、興奮性のニューロンと、それぞれのニューロンに作用する神経伝達物質が関係しています。

L-テアニンには抑制性のニューロンの活動を促進し、興奮性のニューロンを抑制すると示されています。

簡単に言うと脳内の神経伝達機構のレベルにおいても睡眠が促進されていると考えていいでしょう。

 

実験によりL-テアニンを摂取した期間では睡眠時間に差異はあらわれなかったものの、睡眠効率が改善されていることが実証されています。

これはつまり L-テアニンの睡眠改善効果が睡眠時間の延長によるものではなく、睡眠の質的改善によるものである可能性 を示しています。

まるで入眠剤のような効果があるように感じてしまいますが、L-テアニンには強い入眠効果や睡眠維持効果はありません。

 

L-テアニンと起立性調節障害の関係性

以上L-テアニンの睡眠改善効果について解説しましたが、確かにL-テアニンには睡眠の質だけでなく入眠のしやすさや、起床時の眠気もプラセーボ期間と比べて有意に改善していることが見て取れます。

ではそのL-テアニンが起立性調節障害になぜ効果があるのかということに触れていきます。

 

起立性調節障害は自律神経失調症の一種で、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることが発症原因の一つと推察されています。

本来副交感神経が優位にならなくてはいけない就寝前に、交感神経の働きが活発化することにより夜遅くまでテレビやスマホを見たり音楽を聞いたりして夜更かししてしまう原因となっています。

L-テアニンは経口摂取をすることで血液、脳関門を通過し脳内に達します。

 脳内に達したL-テアニンはα波を増強することが報告されており、α波とリラックス効果については古くから多くの研究がなされている関係性があります。 

L-テアニンの摂取すると、寝る前の状態であるリラックス状態を発現させ円滑な入眠過程を作ることが出来ます。

このことから夜覚醒しやすい起立性調節障害児にL-テアニンを摂取させれば入眠しやすい身体の状態にもっていきやすいと考えられます。

あくまでこれは対症療法であり起立性調節障害の根本的解決にはなりませんが、軽度起立性調節障害の場合には次第に症状が薄れていく期間だけL-テアニンを摂取して乗り切るというのも私は起立性調節障害治療の選択肢の一つとして考えてもいいのではないかと考えています。

 

L-テアニンを摂取する方法の一つとして「キリツテイン」がある

 前置きが長くなってしまいましたが、L-テアニンの睡眠改善効果はご理解していただけたでしょうか? 

いよいよ本題になってきますが、なぜL-テアニンを摂取するのにキリツテインが良いのかという説明をしていきます。

テアニンに睡眠改善効果が期待できるとした上記論文では1日に200mgのテアニンを摂取させているので200mgを一つの基準として調べていきます。

 

L-テアニンを食品から摂取する方法

L-テアニンを食品から摂取する場合には玉露などのお茶かニセイロガワリという聞きなれないキノコを摂取する必要があります。

テアニンが最も豊富に含まれていると言われている上級玉露には100g当たり約2650mgのテアニンが含まれています。

100gというのは乾いた茶葉の量で、これをお茶にしてテアニンを200mgとるとすると13.25g必要になります。

13.25gという数字は湯呑で約4人分のお茶がだせる量です。

さらにテアニンは睡眠前に飲むことが重要なのでお茶から200mgのテアニンを摂取するのはあまり現実的ではないでしょう。

 

それではニセイロガワリというキノコを摂取する方法をみていきましょう。

ちなみにニセイロガワリとはこんなキノコです。

ニセイロガワリ

ニセイロガワリは食べることもできるみたいですが、日本ではメジャーなものではないようです。

楽天やAmazonでも販売していないので自生しているニセイロガワリを探す必要があるかもしれません。

 

以上のことから L-テアニンを摂取するにはサプリメントで摂ることが最も楽でコスパにも優れている ということになります。

 

キリツテイン

キリツテインには論文で使われた200mgのテアニンを上回る220mgのL-テアニンが配合されています。

L-テアニンを配合したサプリメントは他にもありますが、私がなぜその中でもキリツテインをおすすめしているかというとヘム鉄を配合している事が重要と考えているからです。

起立性調節障害児は血液量が少なく、起立性調節障害ガイドラインでも血液循環量を増やすために水分と塩分をしっかりと摂取することを推奨しています。

ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて約5倍の鉄分吸収力があります。

ヘモグロビンが体内で不足すると酸素供給量が減り身体がだるい、疲れが取れないなどの症状が出始めます。

また 貧血を伴う起立性調節障害の場合には鉄分の摂取で血液量を増やすことが非常に重要 です。

 

キリツテインの購入プラン

キリツテインにはいくつかの購入プランがあるようです。

起立性調節障害は再発をしやすい病気ですので、キリツテインを飲んで症状が改善したからといって服用を中止するのは慎重に決断してください。

私が推奨する服用期間は思春期をおおむね終える高校3年生まで服用を続けたほうが安心できると思います。

 人生の岐路でもある進学などを控えた状態で起立性調節障害が再発すると、その後の人生に大きな影響与えかねません。 

このことから9か月間は続けてくださいねという完全朝方コースが最もコストパフォーマンスにも優れていて当サイトではおすすめしています。

キリツテインの正規品購入はこちらから出来ます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

L-テアニンの睡眠改善効果と起立性調節障害の関係性、L-テアニンの摂取においてのキリツテインの解説は以上となります。

起立性調節障害は放っておいてもほとんどが改善していく病気ですが、一方で重症化したり進学の時期に重なると人生を大きく狂わせる引き金にもなります。

 軽度の場合には必ずしも病院に行く必要はありませんが、何らかの対策はしておいたほうがよいでしょう。 

この記事が起立性調節障害児をもつ親御さんの参考になりましたら幸いです。

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