起立性調節障害は小学生から高校生に起きやすい症状のため、小児科での受診をおすすめします。
起立性調節障害という病気はまだ認知度も低く、お医者さんの中でも全員が知っているとは限りません。
しかし小児科医には起立性調節障害について豊富な知識を持つお医者さんが多いと言われています。
総合病院などの受付で診察を申し出ると内科や循環器科、心療内科に回されることがあるので、その場合には小児科の受診を希望することをしっかりと伝えましょう。
付近の小児科医は以下のサイトより検索が出来ます。
https://www.jpeds.or.jp/modules/senmoni/
日本小児心身医学会が認める、起立性調節障害に深い知識をもった認定医、専門医がいる病院は下記ページでまとめています。
中学生、高校生でも小児科の受診でいいの?
起立性調節障害は中学生から高校生に特にみられる症状のため、小児科医の受診でいいのか悩んでしまうとこですが、高校生でも小児科医の受診で問題ありません。
一般的には小児科は15歳前後まででそれ以上は内科と言われています。
ただし、冒頭にもお話した通り小児科医には起立性調節障害に詳しい専門医が在籍していることが多いので、中学生・高校生の場合であっても小児科にまず相談してみましょう。
大人の起立性調節障害は何科がいい?
起立性調節障害は中高生に頻発する症状ですが、稀に大人になっても改善が見られない方がいます。
そのような大人の方は心療内科や循環器科で受診することになります。
受診の際には起立性調節障害の兆候が見られると先に伝えてしまって問題ありません。
小児科の受診から精神科への紹介を受けるケース
起立性調節障害の治療は小児科が適切と回答しましたが、子どもの精神状態によっては精神科への紹介、連携を受けるケースが稀にあります。
精神科への紹介、連携を受けるケースは以下の通りです。
- 抑うつ状態が一日中持続する
- 全く外出しない引きこもりが1か月以上持続
- 繰り返す無断外泊や家庭内暴力
- リストカットなどの自傷行為
- くり返す反社会的行動
- 他者・動物に対する虐待行為
- 脅迫症状のために日常生活に支障がある
- PTSD・あるいはそれに準ずる状態
- 本人と保護者が希望する場合
起立性調節障害のほかに身体表現性障害や適応障害などが併発し起立性調節障害が重症化した場合、約7割に精神疾患を発症すると言われています。
小児科での対応をが困難と判断された精神科への受診も望まれます。
重症化しやすい起立性調節障害児の特徴はこちらでまとめています。
日本小児心身医学会が認める、起立性調節障害に深い知識をもった認定医、専門医がいる病院は下記ページでまとめています。
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文責 : 起立性調節障害治療.com|全日本心健会