起立性調節障の疾病教育とは最も基本的な治療方法で、本人だけでなく保護者や学校関係者すべての人に理解してもらう必要があります。

起立性調節障害は甘えではなく、身体に異常があることで症状があらわれるということをしっかりと理解することが起立性調節障害治療の第一歩です。

この記事では起立性調節障害治療の第一歩、『疾病教育』とはどのような治療方法なのか紹介していきます。

 

疾病教育とは起立性調節障害を本人と保護者、学校関係者などが起立性調節障害のことをしっかりと理解すること

起立性調節障害と診断された場合まず疾病教育という治療方法を実施します。

疾病教育とは、起立性調節障害の原因が甘えや怠けによるものではなく、身体に異常があるために症状が発症しているということを本人、両親、その他関係者など子どもの周りにいる人がしっかりと理解することを意味しています。

 

夜眠れないことや朝起きられないのは怠けているからではありません。

それを保護者や周りの人が理解してあげないと「怠け」や「甘え」が原因だと決めつけてしまい、怒ってしまったり、無理矢理起こしてしまったりしてしまいます。

このような状態は親と子ども双方にデメリットになり、起立性調節障害が治るどころかさらに悪化させてしまう要因になります。

 

起立性調節障害を患っている家庭の約半数に親子関係のねじれがみられるといういうデータからも、まだ起立性調節障害の症状が周知されていないと言えるでしょう。

疾病教育ではまず保護者の方がしっかりと起立性調節障害を理解し向き合うことが第一歩です。

夜更かしや朝寝坊を叱らず問題一つ一つにイライラせず解決に取り組むことで、子どもには心理的負担が軽減され、それだけで起立性調節障害が良くなることも珍しくありません。

 

 

それでも怠けや甘えの可能性があるのでは?と思う方へ

疾病教育は起立性調節障害の理解が目的ですが、やはり夜遅くまでスマホをいじっていたりテレビを見ていたりすると怠けているだけなのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

学業の遅れがある場合にはなおさら神経質になって「怠けているだけ」と考えてしまうのも無理はありません。

 

その場合には病院で起立試験をうけ、正常な人と比べて血圧や心拍調整がどれくらい悪くなっているのかを調べてみるとよいでしょう。

起立性調節障害の専門医がいる病院一覧

起立性調節障害の場合には朝にひどく血圧が下がってしまいます。

ダラダラしているのは仮病や怠けなのではなく起立性調節障害という病気で、根性ではどうにもならないということを本人や保護者、学校関係者の方でしっかりと理解することが疾病教育です。

 

 

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