起立性調節障害とパニック障害はそれぞれに多様な症状を引き起こすところから違いが分かりにくいと言われており、過呼吸やめまいなどを引き起こしても素人からするとどちらの病気から起因するものなのか判断できません。

しかし実際には 起立性調節障害とパニック障害は全くの別物 であり、症状が似通っていても症状を引き起こす原因も異なっているのです。

そこで今回は、起立性調節障害とパニック障害の違いについて紹介していきます。

 

起立性調節障害とパニック障害の症状の違い

起立性調節障害の症状

まずそれぞれの病気がどのようなものなのかですが、 起立性調節障害は起床時など朝方に何らかの理由で血圧が上がらなくなった状態 を指しています。

血圧が上がらないために起き上がることが出来なかったり、吐き気やめまい・頭痛などの身体的な症状や不安感・やる気が出ない・イライラするなどの精神的な症状がみられます。

起立性調節障害は自律神経失調症の一種なのですが原因が不明とされており、特に10歳から17歳の若年層に見られやすいと言われています。

そのため成長期に見られやすい自律神経失調症として認識されているほか、発見が遅れたり治療を行わないで放置してしまうと治りにくい病気として早期発見が重要視されているのです。

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パニック障害の症状

ではパニック障害はどのような病気なのかというと、こちらは不安神経症の一種として認知されている精神疾患のひとつです。

思いがけない行動や環境など何らかのきっかけで、 突然動悸や息切れ、強い不安感から過呼吸などの症状を発作的に引き起こしてしまいます。 

そして発作が繰り返されるうちに発作に対する不安や恐怖から日常生活に支障をきたしてしまうようになり、うつ病やうつ状態を引き起こす可能性もある病気です。

 

こちらも原因は不明とされていますが、最近の研究で「脳内の不安に関する神経系の機能異常」ではないかと指摘されています。

また発症する年齢は若年者も含まれているのですが、それ以外にも女性であったり親や兄弟などがパニック障害を持っているなど遺伝によるものが挙げられています。

 

まとめ

このように起立性調節障害とパニック障害を比較してみると、「症状が起きる原因や構造」が大きく異なっているとわかります。

症状が起きる原因については 起立性調節障害は自律神経のバランスが乱れてしまう点であるのに対して、パニック障害は脳の不安に関係している神経のトラブル となっています。

また起立性調節障害は成長期の若年層に見られる病気ですが、パニック障害はある程度発症する人の傾向はあるものの誰でも発症するリスクを持っていると言われています。

ただ大きな違いはあるものの似通っている部分が多いのは事実なので、自分の症状がどちらの病気によるものなのか判断するためには医療機関を受診して正しく診断してもらうことが大切です。

文責 : 起立性調節障害治療.com|全日本心健会

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